1/9(月)メジナ釣りに行って来ました。前回の初釣りはメジナのアタリを捉えられずに玉砕。今回は何とかしてメジナの顔を見たいところです。前日の天気予報によると波高3mでウネリあり。低水温でブルブル震えているメジナの活性が上がるには願ってもない好条件の予報でした。ところが現地に着いて海を見た途端、『うーん』。たまにうねりが入っては来るもののほぼ凪ぎに近い海。メジナの活性を上げるには程遠い状況です。厳しい戦いになるなと覚悟の上実釣を開始しました。
まずは過去に実績のあった沈み根周りを半誘導仕掛けで狙います。ところが0ウキの軽い仕掛けで左右に点在する根周りを攻めても3B~5Bウキの重い仕掛けで左右の壁際や沈み根周りをピンポイントで狙っても、エサは丸残り。メジナのアタリを引き出せません。
ここでお店の常連様の生駒さん登場。これは心強い味方です。しばらくすると早速生駒さんの竿が曲がりました。上がってきたのは37cmの口太。「メジナはいますよ。でも口の皮1枚のハリ掛かり。食いは物凄く渋そうです。」と生駒さん。
策が尽きかけていた私でしたが、これをきっかけに久しぶりに全誘導仕掛けに変更してみました。道糸の先にハリスを6m取ってそのハリスの中に00ウキを入れます。ウキ止めを着けないことでさらに違和感なく食い込ませる目的です。いわゆる1000釣法のショートバージョン。通常よりハリスを短くしたのは近場中心を攻めるためと対岸が近いためです。ハリスは1.25号です。しかし、この仕掛けに変更してもなかなかアタリは出せません。悪戦苦闘する自分の横で生駒さんがさらにメジナを連発。生駒さんによると「付けエサをオキアミの頭だけにするのも効果的ですよ」。試しにオキアミの腹の下を落として頭だけを付けてみました。道糸の動きと穂先に出るアタリに集中していると、波の動きと同調して左右に揺れていた道糸に違和感を感じました。ゆっくり竿を立てて軽く合わせます。この日最初のメジナは32cm。
頭だけにして1投目だったのでびっくりでした。生駒さん、ありがとうございます!
生駒さんに感謝しながら釣り続けていると、今度は張った道糸から穂先にわずかにコツとアタリが来ました。竿を立ててやり取り開始。根に潜り込もうと左右に動き回るのを何とか交わして浮上してきたのは先程を上回る38cmでした。
すぐに生駒さんが続きます。タモに収まったのは40cmには僅かに届きませんでしたが真っ黒な良型口太39cmでした。
この時点で14時過ぎ。この後に期待が高まりましたが、肝心の夕マヅメは潮が緩んでしまって不発。潮が少し動きだしたところで33cm。
夕方はバタバタと小型が釣れてこの日の釣りは終了となりました。生駒さんは35~39cmを4枚にリリースサイズ6枚の合計10枚、私は38cmを頭にに5枚のメジナをゲットしました。
帰ってから捌いたメジナの胃袋にはコマセは殆ど入っていませでした。今日のメジナはエサを求めて動き回ることはせずにその場に落ちてくるエサをついばむ程度の動きしかしなかったのかもしれません。メジナがいないのではなく、居るけど食いが悪いだけと思われました。日並みと工夫次第ではさらなる釣果の上積みが望めそうです。脂も乗って激ウマの寒メジナ、乗っ込み目前に控えこれからが本番です!