ここから後編です。(前編はこちらです)
痛恨のバラシで1回戦第1ラウンドの1時間が終了。この時点で大知選手が早くも3枚、蔵敷選手が良型2枚の釣果。すでに私とは大きな差がついていますが、まだ残り2時間あるため全力を尽くすべく釣り座を移動して第2ラウンドがスタート!釣り座移動時間込みで1時間のルールゆえ、足場が悪く移動などに時間が掛かってしまった私は若干時間をロスしてしまいました。
この場所は先ほど良型2枚の釣果が出ている場所。こちらはエサ取りも少なく、オキアミ単体でも残ることが多くクロダイが寄っているのは間違いありません。しかしここでも釣果を出せず、第2ラウンドもノーフィッシュ…(..) 攻め方に迷いが生じポイントが絞り込めなかったこと、仕掛けのコントロール・コマセ打ち込みの精度が低かったこと、エサのローテーションがワンパターンになっていたことが原因だと思います。
続く第3ラウンドは当て潮がきつくなってきていたのと、エサ取りのスズメダイの活性が上がっていたため、ここでようやく練りエサ主体の攻めに変更。食い渋りイエローで攻めていると、落ち込みの際に差し掛かったところでウキがス~っと消えて待望の本命がヒット!!
今度こそはと慎重に取り込んだのは、銀鱗がとっても美しい37cm位のクロダイでした!(^^)! (のちの検量で845g)。やっと初広島クロダイに対面できた感激とボウズを脱出した安堵感が複雑に交錯した瞬間でした。
『よしまだ時間はあるから、最後まで精いっぱい頑張ろう!』そう自分を鼓舞して仕掛けを投じました。すると、再開1投目に食い渋りイエローにとんでもない大物がヒット!!ところが明らかにクロダイではないモンスターの走りが止まることはなく、糸だけ出されて最後は根ズレでバラシ。仕掛けを回収すると固めに結んでいたウキ止め糸が10m近く上にズレていました。一体何だったのだろう…。
AM10:00、試合終了の合図で1回戦3時間が終了。検量の結果は7匹3875gの釣果を出した大知選手が勝ち上がり、1匹845gの私は1回戦敗退でした。蔵敷選手は3匹2730gでワイルドカード(全組2位の最上位)まであと1歩の結果でした。
翌5/21(日)は準決勝と決勝が行われました。この日は一日中トップトーナメンターの方々の釣りを観戦しました。こんな機会は滅多にありません。食い入るように見させていただいたのですが、やはりどの選手も心・技・体いずれもすごかったです!!勉強になることが本当にたくさんありました。
初めての広島・初めての釣り場・初めての全国大会と、初めて尽くしで緊張と興奮はMAX!本当にあっという間の2日間でした。方策・対策はいろいろあったと思いますが、冷静・的確な対処ができませんでした。来年はもう少し釣果を伸ばせるよう、この大会で経験したことを基にこの1年一生懸命がんばります!!