定休日の3/6(火)、初めは南部地磯で竿を出しました。釣り場周辺を観察すると、外洋に面した釣り場はウネリによる大ザラシで引っ掻き回されているのに、地方寄りの釣り場やワンド内は湖のようなベタベタの凪。程よいプチ荒れを予想していたのに、イメージとかなり違う海に戸惑ってしまいました。
AM9:40から14:50まで釣り場を数か所移動しながら攻めるも目ぼしい反応は無し。付けエサのオキアミが残ることが多く、釣果は20cm弱のメバル×1匹のみでした。14時頃、お客様の中村さんと偶然お会いし、しばし情報交換したのち私は更なる場所移動を告げてお別れしました。
『なんかこのまま粘ってもダメそうな気がするなぁ…。そうだ、前回攻めあぐねた場所に行ってみよう!』そう思い立ち、荷物をまとめて西部地磯に急行しました。
前回2/26は逆光でアタリがよく分からず、しかも自重が重い円錐ウキだと違和感を感じるのか食い込まないことが多かったです。やむなく感度重視の小粒円錐ウキにチェンジするも、今度は飛距離が出ず、コマセの打ち分けにも失敗して攻めあぐねました。
そこで今回は攻め方を根本的に変え、メジナ用の自立棒ウキ(遠矢グレZF・120-中・浮力B)を使ってみました。射程距離は20m位までで遠投はできませんが、前回と比べて格段に見やすく、感度も高くて毎投のようにはっきりしたアタリを捉えることができました!!
さらに今回は敢えて遠投を封じ、近距離~中間距離でコマセと完全に合わせる作戦に変更。コマセ濃度が一番高い所を直接狙い、手返し勝負に徹した方がこの場所では効率的ではないかと思うに至ったのです。エサ取りが湧いた場合は大粒ボイルオキアミで交わす算段。それでもダメな時の最終手段として、渚釣り用の超遠投自立棒ウキ(射程距離40m超)も隠し玉として忍ばせていました(結局この日は出番なし)。
車で大移動して釣りを再開したのは16時少し前でした。開始1投目から棒ウキがスコンと入るアタリが続き、メジナの活性はとても高かったです。しかし合わせが全く決まらず空振り続き…。合わせても合わせてもハリ掛りしませんでした。
ハリとエサを小さくするのも一考でしたが、私自身はデカいエサと大振りのハリが好きなのと、この日持参していた付けエサが全部デカいのばかりだったことから『小バリ&小エサ作戦』への変更は断念しました。
次に考えたのが『誘い』と『聴き合わせ』。しかし前回同様、アタリが出てから誘ったり聴いたりするとほぼ100%エサを離してしまい、これも上手くいきませんでした。誘い方や聴き方がもう少し丁寧だったら結果が違っていたかもしれません。
その次に考えたのが『超遅合わせ作戦』。棒ウキのトップが消えてから3カウントしても浮上してこないときはほぼハリ掛りしました。これだけ待って合わせてもハリの掛かりどころは皮1枚のことが多く、飲まれたのはゼロでした。
16:40以降はアタリなくエサが取られることが増えてきたため、生オキアミや加工オキアミよりじっくり時間をかけて待てるボイルオキアミに変えてみました。すると再び明確なアタリが出るようになりました。
17:00、ボイルオキアミにヒットしたのは丸っこい魚体の31cmの口太メジナ!
そして暗くなる間際の17:50にはボイルオキアミに今日一番の魚がヒット!!タモに入ったのは腹が膨れた34cmの口太でした!
周辺にはもっとデカい魚もいたと思います。実際、前回より一回りも二回りも大きいモジリやハネが時々出ていました。活性は高いけれど気難しい、そんな印象がすごく強く残る釣行でした。今度似たような状況に出くわしたときは、ウキ止め無しの全層釣法にもチャレンジしてみようと思います!!
【今回の全釣果】
南部地磯…メバル20cm弱×1匹
西部地磯…口太メジナ34cm、31cm(メジナ合計7匹、最少は24cm位)
【実釣時間】
南部地磯…9:40~14:50
西部地磯…15:50~19:00