釣行データ【後半6、7回】

【6】12/3(月)

12/3は地磯の半夜釣りに行ってきました(^^)/月曜日の午後、しかも夕方以降に潮位が下がる潮回りということもあってか、広い釣り場はガラガラに空いていました。波が少し高かったため、沖に突き出した磯の先端には立たず、地方寄りに釣り座を決めて14時に釣り開始!!

先ずはコマセを一発も打たずエサ取りの活性判別。すると1投目からオキアミが残らず針の塗装被膜は早くも剥がれていました。『う~ん、いきなりフグだらけかぁ…。』思わずため息が出てしまいました。

コマセをウキに被せ打ちすると付けエサ瞬殺で手も足も出ません。そこでエサを高集魚レッド(練りエサ)に変え、さらにはコマセを先打ちして仕掛けを潮下に後入れすると35cmのメジナがヒットしました!!

日が傾くにつれてクサフグの活性は徐々に低下し、暗くなると完全に姿を消しました。そして最近の傾向通り、オキアミがそのまま戻ってくる展開=我慢の展開に突入しました。

サラシの払い出しが離岸流のように根に沿って沖方向へやや速く流れており、払い出しに乗せて25mほど沖まで流してみると、怪しい前アタリの後に電気円錐ウキを消し込む大きなアタリが出ました!!食ってきたのはサイズアップ確定の良型魚。釣り場全体がかなり浅いため、強引に寄せてタモに入ったのは40cm1030gのメジナでした!(^^)!

更なる大物の予感が漂う中、アタリなし=オキアミ丸残りがおよそ1時間半続きました。そしてようやくアタリが出てじっくり待ってから軽く合わせを入れると、想定外のアタリが全身を貫きました!!

合わせと同時にがま竿1.5号がひったくられて瞬時に伸され、ものすごい速度で沖の深みに向かって一気に突っ走りました。反射的にレバーブレーキを解除して対応すると、超高速逆回転のリールから壊れそうな爆音!そして次の瞬間、ベールがぶっ壊れて開いてしまいハリスも切れてしまいました…。

もともと少し緩いと感じていたベールの閉じ加減ではありましたが、まさかやり取り中に壊れてガバガバになるとは夢にも思っていませんでした。まさに茫然自失…。例えるなら、下田沖根の神子元や横根や石取根で得体の知れない巨魚に仕掛けをぶっちぎられる感覚に似ていました。

予備リールに交換して釣りを続行すると、またまたデカいのがヒット!!今度の魚は足元のエグレや根際に鋭く突っ込む重戦車。先ほどより小さいけれど2kg超級確定、ひょっとすると3kg級かもしれないすごい馬力です。

『絶対バラさないぞ~!絶対これは取るんだ!頼む~、バレないでくれ~!』そう祈りながら片膝をついて引きに耐えました。レバーブレーキを何度も使って徐々に制圧圏内に寄せるも、なかなか水面を割らない強烈な抵抗にドキドキひやひやの連続。5分は大袈裟かもしれませんが少なくとも3~4分はやり取りしたと思います。しかし奮戦むなしくまたしても敗北!(><)!最後は根ズレでハリス2号が飛んでしまいました。

冷静に思い返すと、最初のモンスターは通常の三浦地磯仕様のフカセタックルで戦える相手ではなかったと思います。でも2発目の大物はうまく立ち回れば取れたはず。肝心なところでいつも敗北を喫する己の弱さにガックリです。決めるべき場面できっちり決めきる決定力が私には足りないのです。めげずに努力します!!

【今回の全釣果】
口太メジナ40cm1030g、35cm(メジナ合計2匹)、マアジ36cm&32cm、クサフグ×7匹、ササノハベラ×2匹、猛烈バラシ×2回

【7】12/4(火)
前夜の猛烈バラシのリベンジに燃えていた12/4。しかしこの日は南西風が強く、前夜の地磯には入れません。悔しさを胸の奥に仕舞い込み、風裏・波裏となる穏やかな小磯でクロダイを狙いました。

実釣開始は11:30。お店でじっくり作り込んだお気に入りのコマセでまずはポイント作りに精を出しました。

海底は割とフラットな砂地です。そこに明確に視認できる根が入り込んでいて、根際や砂地の海底のところどころにあるツブ根、そして砂地の窪みが狙い目となります。

風がやや強く吹いた当日は、明確に視認できる根際狙いは根掛かりのリスクが高い状況。風に押されてしまい、根際のピンポイントに仕掛けをとどめられる時間的な『間』が取りづらいのです。

そこで海底のツブ根や砂地の窪み=仕掛けをより長い時間とどめておける場所(抵抗値の高い場所)を探すことに注力しました。こういうピンポイントは、コマセの中に含まれているコーン・サナギの欠片・カキガラ・押し麦・オキアミなどの固形物(重量物)が滞留しやすい環境でもあります。

打ち込んだコマセのうち、粉末成分は海水に溶け、潮流やサラシによって希釈と拡散を繰り返し、効果が消失するまでの時間が短い=即効性はあるが持続性に乏しいのではないか。砂地の海底にポイント(牧場)を作り、じっくりと時合を待つ這わせ作戦の場合に決め手となるのは、実は先に挙げたようなコマセの中の固形物ではないか。私はここ数年、このように考えながらコマセを作っています。

この日はポツリポツリと4枚のクロダイがヒットしましたが、すべて仕掛けがもたれる場所で食ってきました。

クロダイ釣りにはメジナ釣りとはまた違う楽しみが多いです。いろいろな仮説を立てながら実釣でそれを検証し、トライ&エラーを繰り返しながら確率が高い攻めを探求するのが堪らなく好きです。

これからもクロダイもメジナも両方追いかけていきたいと思います!!

【今回の全釣果】
クロダイ46cm1640g、43cm1360g、42cm1255g、40cm1050g、ヒガンフグ×6匹、クサフグ×3匹

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