6/6(木)、夜釣りに行ってきました。
この日は風はほぼ無風、波も穏やかで夜釣りには絶好の条件でした。ただ、穏やか過ぎるほどの海況に加え浅場を中心に狙うこともあって、魚に無用な警戒心を与えぬよう、ヘッドライトの点灯や釣り場での立ち位置には普段よりも一層気を使いました。
狙うポイントは水深3〜2m、あちこちに沈み根や溝が点在しています。ウキ下を1m取って19:00過ぎに実釣を開始ししました。
まずは正面10m先にある幅2mくらいの溝を狙います。すると2投目にフグ。潮があまり動かない場所なので群れていると非常に厄介です。ですが、意外にもその後はエサは取られない状態が続きました。ウキ下を浅くしたり深くしたりしても同様。そこで今度は足下狙いに変更しました。すると、数投目に30cmのメジナが掛かりました。すぐに24cmのメバル。
メジナもメバルも下唇に掛かっていたので、試しに少しウキ下を上げてみるとアタリがなくなりました。そこでウキ下を元の1ヒロ半弱に戻すと32cmのメジナが来ました。直後、ウキは沈まないものの何となくその場で定位している異変を感じました。穂先で聞いてみると、いきなり下に潜り始め、上がってきたのは38cmの口太メジナでした。
産卵後らしいスレンダーな魚体でした。その後も続くかと思いましたが、浅場で走り回られて場が荒れたのか以降は長い沈黙タイムに突入してしまいました。
少し潮位が下がったので溝を渡って過去一番の実績場へ移動してみましたが、こちらは1投目からフグの連続。その周辺を広く探ると今度はアタリが出ずでなかなか沈黙を破れません。
ふと後ろを振り返ると、こっちからでも少し遠投すればさっきまで釣れていたポイントが狙えることに気付きました。風もないので遠投しても磯際ぴったりを狙えそう。遠投してみるとうまい具合に際スレスレで仕掛けが安定してくれました。すると3投目にエサが取られました。そして次も。フグなのか・・・。メジナやクロダイであることを期待した5投目、ウキがモワーッと沈みました。少し間をおいて合わせると、ガツンと良型魚の手応えで重量感もたっぷり。グングンと力強く潜り始めましたが、遠くで掛けたため竿の弾力とナイロン道糸の伸びを十分に利用してしっかり竿を立ててやり取りをしました。玉入れ寸前に魚体が白っぽく見えたこととこの時期のメジナにしては重量がありすぎなのでクロダイと思いましたが、たも網に入った魚を見ると大きなメジナでビックリ。
自己最大の46cm。気付くと誰もいない磯で小躍りしていました。大きなメジナには切られてばかりなんですが、太タックルで臨める夜釣りだと強気に行けますね。本当に嬉しい釣行となりました。
46cmのメジナが釣れたのは、最初は磯際まで近付いて足下で狙っていた場所。その場所を15m離れたところから狙いました。移動するのが面倒だったというのが一番の理由ですが、ポイントから離れることで人的プレッシャーを低くできることと、ヒット直後から適度な距離を保ってやり取りができるので先手をとりやすいということを実感できました。次回以降の夜釣りでは立ち位置をもう少し頭に入れながら釣りをしたいと思いました。