一昨日(1/20)、荒れ後のメジナ狙いで竿を出してきました。関東地付近を通過した低気圧。その後発達して西高東低の気圧配置になると、三浦半島は南西強風が吹き荒れて海は大時化になります。でもこれが収まりかけて風向きが変わった頃からがメジナ狙いには最高のチャンスタイム。まさに一昨日がそのタイミングでした。
釣り場に到着したのは10:00前。海は大きなうねりが入っているものの南西の風はだいぶ収まって今にもメジナが飛び出してきそうな状況でした。本命の立ち位置は危険なので最初は磯の上部から竿出しました。が、風とうねりに道糸が取られてとても釣りになりません。しまいにはデカ波がドカンと来て磯の頂上まで波しぶき。これ以上は危険と判断し、午前中は安全な場所に退避して様子見で終わりました。
風がピタリと止んだ13:00に本命場所の少し奥の安全な位置から釣りを再開。前方左右に小島、その間は7〜8メートル。潮は右から左にゆっくりと流れています。仕掛けを流せても1分くらいです。仕掛けを早く馴染ませるため5Bのガン玉を打ちました。3投目、シモリ根の向こうでゆっくりウキが入ります。最初のメジナは33cm。同じように流すとすぐに36cmを追釣。しかしここから潮が少し早くなって仕掛けを入れておける時間が短くなりました。さらに重い仕掛けへの変更を考えてふと海を見るととうねりが収まり始めているのに気づきました。本命場所でもなんとかなりそう。海の様子を10分間観察して安全を確認してから場所移動しました。
いよいよ本番。まずは仕掛けを入れて潮の流れを確認すると、押し寄せるうねりの強弱によってまっすぐ前に出ていく流れ、足下でふらふらする流れ、そして左前方に出ていく流れの3通りの流れがありました。この流れ方はいつもと同じ。どの流れ方でもメジナは食ってくるのですが、この日は左前方に出ていく潮に乗せると高確率でアタリが出ました。右から左に押し寄せる波、上下動する海面。これを見ながら上手くタイミングが合うと左前方に綺麗に仕掛けが入っていきます。こうなると十中八九アタリが出ました。アベレージサイズは32〜37cm。これを3枚釣ると一発デカいのが混じります。最初のデカ版は根ズレでハリス切れ。次は根に潜られてハリス切れ。そこで2ヒロ半取っていたウキ下を1ヒロ半にして掛かった瞬間からゴリ巻き勝負に出ました。するとすぐにアタリ! 無我夢中の必死のゴリ巻きで上がってきたのは40cmジャストの口太でした。さらに15:40、先ほどの魚よりも重量感のある魚が掛かりました。これもゴリ巻き。激しく抵抗しますが運良く湧き上がるうねりに乗っかって最後はあっさりとネットイン。43cmでした。
そして防災無線のチャイムが鳴った16:00。スプールから勢いよく道糸が出て行ってこの日一番の魚が掛かりました。今度はゴリ巻きどころか竿で溜めるのが精一杯。糸を出したり溜めたり足掻くこと10数秒。最後は無念のハリス切れでした。
今回は40cmオーバーを2匹。釣果的には万々歳でしたが、バラシが多くてとても悔しい釣行でした。それにしても荒れていると釣れますね。これから春にかけては低気圧の通過後に度々この日と似た海の状況になります。タイミングが合う方は是非トライしてみてください!
【全釣果】口太メジナ43cm1290g、40cm1100g、35〜38cm✕4枚、32〜34cm✕6枚