先週3/22(木)、磯釣りに行ってきました。メインターゲットはメジナですが、クロダイも大歓迎です。
午後から南西の強風が予想されたため、風裏になるポイントを選びました。実釣開始は9:30頃。まずはコマセを撒かずにオキアミだけで仕掛けを流すと、オキアミはそのまま残って戻ってきました。そこでコマセを足下に撒いて海の様子をうかがいながら釣っていくと、徐々にウミタナゴの群れが集まり始めました。気付くと前後左右の近場にはどこにでもいる感じ。オキアミは数秒と持ちません。それならばと20m以上遠投してみるとオキアミが残りました。足下にコマセを打っての沖狙いに切り替えて釣り続けますが、潮が沖に出ていっているわけではないので仕掛け投入点にはコマセが効いてません。そこで足下にコマセを数発入れた後に本命用のコマセを1発だけ沖に入れてみると、すぐに道糸が走りました。しかし上がってきたのはウミタナゴ。潮が澄んでいるのとウミタナゴの数が多すぎるせいで上手く分断できません。一か八かで入れた沖へ1発入れたコマセが仇となり、その後は沖に投げてもオキアミは残らなくなってしまいました。そこで、少し場を休ませようと、昼食を取りながらしばらく休憩を取ることにしました。
再開は12:20分頃。先ほどのように手前にエサ取り用のコマセを入れた後、沖に仕掛けを入れると今回はオキアミが残りました。沖にはコマセを打っていません。手前に打ったコマセが効く範囲にできるだけ近づけようと沖に一旦仕掛け入れた後、エサ取りに気付かれないようにリールを巻いて仕掛けを手前に引き寄せます。オキアミが浮かないようにできるだけそーっと巻いてみました。すると、それが誘いになったのか穂先にグングンと力強い魚信が伝わりました。合わせるとすっぽ抜け。今日初めての本命っぽいアタリだっただけに残念ですが、この作戦は行けるかも。期待を持って同じように攻めるとすぐに道糸にアタリが出ました。今度は針掛かり成功。足下の海藻帯に突っ込まれないようにやや強引にやり取り。海中でギラリと光りました。上がってきたのは36cm835gの良く太ったクロダイでした。
追釣を狙って釣り続けますが、13:00を過ぎるとそよそよとしていた風がいきなり暴風に変わりました。仕掛けもコマセのコントロールもままならず、沖狙いは不可能な状況になってしまいました。風の影響を最小限にしようと縮こまって接近戦で活路を見出そうとしましたが、ウミタナゴがどうにもならず、波が上がってきたこともあり、予定より早く納竿としました。
もう少し風が弱ければ違った展開もあったかもしれません。でも苦労を重ね考えた末に釣れた魚は魚種、サイズを問わず嬉しいものですね。この日はそんなことを再認識できた釣りになりました。