2/24(月)、立て込んでいた仕事を終わらせるべく早朝4時から猛然と頑張り、昼過ぎまでにはなんとか最低限は終わらせることに成功!遅番スタッフKに見送られて向かったのは当店近隣の砂浜海岸。この日は未開拓な部分が多い『渚釣り(なぎさづり)』の可能性を探るための実地検証を兼ねた釣行でした。
クロダイ釣りの名手・ダイさんと現地で待ち合わせ、14:15に実釣をスタート!北東風がやや強く左斜めから吹いていてラインメンディングでは対応できず、最初の釣り座はわずか2投で見切りを付けました。周辺どこから竿を出しても風向きは変わらないため、仕掛けや道糸を少しでも沖に運んでくれる離岸流を探し求めて砂浜を転々と移動していきました。最初の場所から100m位離れたところに、か弱い流れながらも探していた離岸流を発見!さっそく海底の障害物の状態や水深を調べてみました。ゴム管オモリ1号に針を刺して35m~40mラインを左右に調べて回ると水深は2m~2.3mほど。海底は完全な砂地で大きな窪みや顕著なカケアガリは発見できませんでした。
『こんなところでクロダイが釣れるかなぁ…。なんか釣れなさそうだなぁ…。しかも寒いしすぐ帰ろうかな。』これが偽らざる私の正直な気持ちでした(^_^;)ところがどっこい、本当に釣れちゃったんです(^_^)/しかも2kgオーバーの良型が2枚も!!沖に浮かぶ棒ウキめがけて硬めに練り込んだコマセをど遠投してしばらくすると、棒ウキのトップまでスポッと沈むアタリが出ました!周辺に漂う切れ藻が引っ掛かったのかと思い合わせずに様子を見ていると、ジワッとトップが浮き上がったのち2秒ほど間を空けてより速いスピードでスコンと消し込みました!糸フケを多めに出していたため普段より気持ち強めに合わせを入れるとガツンと来ました!!かなりの重量感&ゴクンゴクンと首を振る感触から良型クロダイを確信し、慎重にやり取りに入りました。
渚釣りでは多くの場合タモは使わず、砂浜にズリ上げて取り込みます。私もタモは用意していないので、最後の取り込みが最大の難所でした。渚釣りで初めて掛けたクロダイだけに何としても取りたい!でもハリス1.5号で2キロオーバーをズリ上げられるかドキドキしました。クロダイも命がけなので、波打ち際の水深50cmまで寄せては何度も沖に走られ、そのたびにレバーブレーキで道糸を送ってやり直しました。レバーで糸を送っている最中に寄せ波が来ると、一瞬ラインのテンションが抜けるのでハリ外れが怖かったです。押したり引いたりを繰り返して十分に弱ったところで意を決して砂浜へズリ上げ!やや大きな寄せ波が来るのを待ってサーフィンのように一気に波打ち際を滑らせ、引き波で水が無くなったタイミングで駆け寄って無事捕獲に成功しました!(^^)!検量すると49cm2120gの良型でした!
そして2枚目も次の投入ですぐに食って来ました。今度は風下側にやや傾いていた棒ウキのトップが急に風上側に傾いてシモリました。アタリと判断してアワセを入れるとこれもヒット!これまたトルク満タンの良い引きでした。つい先ほど取り込んでいるため気持ちに余裕があり、より短時間でズリ上げに成功しました。このクロダイは腹パンパンで重量が2230gもありました。100mほど離れた場所で竿を出したダイさんもしっかり42cm位のクロダイをゲット!二人揃って本命を手にすることができました^^ヒット時刻はダイさんが15:20、私が15:50と16:05です。
当店の周囲には約10kmに及ぶ長大な砂浜海岸が続いています。まだまだ手探り状態の『渚釣り』。今年は『渚釣り』にハマりそうです(^_^)/