振替店休日の11月4(水)、今シーズンのコマセ釣り解禁初日を迎えた久里浜沖磯・アシカ島に行ってきました！今回のメンバーは、アシカ島に足繁く通うギダさんを筆頭に、田中さん、スタッフKに私を含めた4人。解禁初日で事前情報が何もないため、期待半分・不安半分の渡礁となりました。
島に降り立って海を観察すると、上げ潮が力強く流れていて雰囲気はかなり良さそう！実際に仕掛けを入れてみると、やや強く吹き付ける北東風に逆らって、風上方向にコマセと仕掛けが流れていきました。『小潮の割に上げガンガンだなぁ。多分じきに止まっちゃうと思うけど、潮が緩む前の朝一がチャンスだと思うよ～！』とギダさんからゲキが飛びました。
ギダさん、田中さん、私の3人で同じポジションから観音回りで仕掛けを流し、スタッフKはひとしきりルアーを投げたあと少し離れた場所から上げ潮を攻めていました。私は道糸1.75号、ハリス2号、ウキ下竿1本チョイ～1本半、1号オモリでしっかりタナを取る重い仕掛けで上げの本流筋を探っていきました。
潮の向きと流速が一定しない状況下、上手く潮に乗ったときは70m～100mほど流してみましたが反応はイマイチ…。潮に乗らなかったときは20m位でストップしてしまってスズメダイなどに付けエサが取られるだけでした。結局竿を大きく曲げるような魚は誰の竿にもヒットしないまま朝の時合は終了…(+_+) ギダさんの予想通り潮の流れも緩くなってしまいました。
AM9:35頃、ウキ下4m＆ボイルオキアミで、まだ狙っていなかった左側の足元にそっと仕掛けを入れてみると2投目に反応あり！円錐ウキが少し入って一旦停止、またスス～と入って加速したところで合わせると大きな魚がガツンとヒット！！最初の数秒でゴンゴン首を振るような感触が伝わり、横で見ていたギダさんに『クロダイっぽいよ～！タモスタンバイよろしく～！』と宣言。しかし思いのほかデカいみたいで、なかなか浮いてこない。そのうち横っ走りを始めて『まさか巨ボラかな？？』だんだん自信がなくなってきました(^_^;)
1分程でようやく浮いてきて一瞬見えた魚はやっぱり細長い…。『あちゃぁ、やっぱ巨ボラだよ…。ん？いや待てよ、色がなんか違うぞ。まさかスズキ？？』再び強烈な突っ込みを見せる魚にレバー操作で道糸を送って応戦。とにかく馬力が半端ない！結構なサイズみたいでなかなか弱らず、寄せては糸を引き出されること数分、やっと浮かせるとやっぱりスズキ！！スタッフKの『エラ洗いに気を付けて～』とのアドバイスの甲斐あって、ギダさんの構えるタモに一発で入ってくれました!(^^)!急いで検量すると68cm2670gありました。私にとって初めて手にするスズキ。超うれしかった～！！
その後は一段と潮流が緩んで超マッタリモード。後半の下げ潮に望みを託す展開となりました。朝とは真逆の下げ潮が勢いを増した正午過ぎ、オープンベールのリールから道糸がパラっと出て31cmの口太がヒット！続いてバラバラ～っと勢いよく道糸が出て25cm級のシマダイもヒット！逆光でウキが見えにくい中、ラインでアタリを取りました。
13:15頃同じ潮筋を攻めていた田中さんの竿が曲がりました！潮に逆らって魚を寄せてくるためかなり抵抗がかかるんですが、華麗な竿捌きを見せる田中さんは余裕のやり取り。タモに収まったのは36cmの銀ピカクロダイ！！この1匹で全員の目の色が変わりました。
その直後、私の釣り座で急に4投連続オキアミが丸残り。『急にエサが残るようにりましたよ～。なんかデカいのがいるかも～。』と話していた矢先、再び大当たりを引き当てたのは田中さん。先ほどのクロダイとは明らかに違う竿の曲りに、田中さんも『これはデカいぞ！さっきのとは違う！』と気合十分。1.2号の磯竿がバット近くから曲がり込んでいました。強い引きを上手にいなし、3分ほどでうっすら見えてきた魚は初め銀白色に見えました。さらに浮上すると鮮やかなピンク色に変わり『うわぁ、マダイだ！！』水面でヒラを打ったその魚体の美しさにみんなの興奮はMAX。ギダさんの華麗なタモ入れも決まりガッツポーズ！最高の瞬間でした。
初の磯マダイを仕留めた田中さんとガッチリ握手を交わして検量＆写真撮影。聞くとウキ下は竿1本半、ハリスは1.5号、ボイルオキアミに食ってきたとのことでした。足下にたっぷりコマセを入れ、スズメダイを避けるために仕掛けはやや遠投気味に潮下に入れてライン当たりを捉える戦略は見事でした。
今後水温の低下に伴ってメジナ・クロダイ、マダイともに一層の良化が見込めるアシカ島。また近いうちに挑戦したいと思います。
【今回の私の全釣果】
スズキ68cm2670g、口太メジナ31cm、シマダイ25cm級×1匹、キュウセン×2匹、ササノハベラ×2匹
【今回の私のコマセ】
オキアミ9kg、マルキュー『瀬戸内チヌ』1袋、当店オリジナル『釣り王SP』1袋
