12/21(月)も午後から三浦地磯に出撃しました(^^)/当日は南西風が強く、風裏を探して私自身初めての場所から竿を出しました。現場は大小のサラシがぶつかって洗濯機状態ですが、うねりではなく風波によるものなのでむしろ好条件でした。
釣り座になりそうな場所を探してあちこち見て回っていると、サラシとサラシがぶつかり、丁度良い案配にコマセと仕掛けが留まる場所を発見!しかもそこに溝が走っているようでした。サラシが切れた隙によく観察すると、溝の幅は3~5m、沖の深みから繋がっていました。『こりゃ良さげだ!あとは根掛かり頻度と水深を調べなきゃ…。』そんなことを考えながら、13:20に実釣をスタートしました。
まずはコマセを入れないでウキ下2mで仕掛けを流すと1投目からベラ。次にコマセを打って2.3mで流すと根掛かりせずにまたもやベラ。こんな感じでウキ下や仕掛け投入点を毎回変えながら15投。この段階でベラがすでに7匹も釣れました。魚自体の活性はこの日もかなり高かったです。
海中の3次元立体映像が頭の中にだいぶん描けるようになった15時頃、突然ヤツはやってきました!!狙うポイントとコマセの打ち方を絞って攻めていると、溝の奥に何やら青白く光る大きな物体が見え隠れしました。感じ的には小いさ目のバスタオル、もしくは45リットルのポリ袋位の大きさに見えました。
しかし漂流ゴミにしては動きが機敏。次の投入でコマセをダイレクトにポイントに入れてみると、その青白く光る物体が海底付近から急浮上!!水面下1m位までガバ~っと出て来たのは多分マダイでした!!透明度はかなり高いもののサラシと海面の揺らぎがあるため100%とは言い切れないのですが、ほぼ間違いないと思います。『うわぁ、やばいな、今のは70cmはある…。』驚きのあまり呆然としてしまいました。
結局浮上したのはこの1度きり、興奮しながら攻めたもののヒットすることはなく夜釣りに突入しました。潮位の低下とともに期待値も徐々に低下。せっかく見えたモンスターもヒットせず、アタリも全くなくなってオキアミは残りっぱなし…。諦めモードが漂い始めた18時過ぎ、何の前触れもなくとんでもないアタリが全身を貫きました!
猛スピードで電気円錐ウキが海中に消え、反射的に合わせると一瞬で竿が伸され沖に向かって突進。レバーで糸を送りながら、危険を承知で波飛沫を浴びる磯の先端まで小走りで移動しました。約40m走られて何とか最初の疾走を食い止めると、グン、ググン、ギュ~ンと猛烈に抵抗してきました。『こりゃデカい、最低3kgはあるぞ!もしかしたら4kg級か、それ以上か。やばい、デカい!!』頭の中には昼間見えたマダイがよぎっていました。
サンライン・ブラックストリーム2号ハリスの強度、そして自分自身の仕掛けの結節を信じて矯め切っていると、30秒ほどで少し弱ってきました!そして電気ウキが水面下にぼんやり見えるところまでリフトアップさせることに成功!ところがここで猛反撃を食らって対応を誤ってしまいました。沖で十分弱らせてから寄せた方がよいと思って一瞬レバーで糸を送った瞬間、一気に手前左のシモリを回り込まれ、痛恨のハリス切れの結末でした(>_<)
右手やや沖にあるガチンコのシモリに回られることを警戒し、竿を右に倒して絞り上げていました。正面~左方面は安全エリアだと考えていたのです。その戦略自体は間違っていなかったと思います。ただいかんせんあの最後の糸出しが致命的なミスでした!(><)!タモを置いている場所から15mほど離れた磯先端に出てやり取りしたため、浮かせたあとタモのところまで誘導しなければならない。その誘導経路は根とサラシで覆われているため、沖で十分に弱らせたかったのです。しかし瞬間瞬間のとっさの状況判断がマズかった…。あそこはやはり絞り上げたまま竿で矯め切るべきでした。
諦めずに仕掛けを作り直して仕切りなおすと、43cmと40cmのマアジが釣れたので、すこしだけ元気を取り戻しました(^^♪今回も肝心なところで痛恨バラシ炸裂でした。めげずに次回も頑張ります!!
【今回の全釣果】
口太メジナ26cm頭に7匹、マアジ43cm610g、40cm、33cm、カサゴ×1匹、メバル×1匹、ベラ類×21匹、ウミタナゴ×2匹、クサフグ×1匹、キタマクラ×1匹
【実釣時間】
13:20~21:30